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ベランダを用意されたら雨漏りしないようにきちんと防水施工をする。たとえそれが灰皿であってもです。それがプロの防水職人というものです。
木造住宅ベランダの雨漏り対策
ベランダには新築時から構造の一部として設けられる防水モルタル仕上げベランダと、完成引渡し後にエクステリアとして後づけする後付けアルミベランダがあります。
ベランダは雨漏りしやすい?
双方とも雨漏りトラブルが多く、『住宅にベランダを設けると雨漏りするから辞めたほうが良い』とか、さらには『陸屋根構造にすれば雨漏りする』などという言い訳じみた噂が流れるほどです。
でも実際は、設計者が注文者の要望どおりベランダを設計しても施工者がきちんと施工できない、つまり、職人の技術を信用していないことから、ベランダの設計を嫌うことになるのです。これはハッキリ言って全くおかしな話です。
ベランダを用意されたら雨漏りしないようにきちんと防水施工をする。たとえそれが灰皿であってもです。それがプロの防水職人というものです。
それから、施工者や左官職人も誤って理解していることが多いのですが、俗に言う防水モルタル仕上げでベランダの防水をまかなっていると勘違いしている(セミ)プロが多いということです。
まれに、『ベランダの防水は設計に含まれていないのだから雨漏りして当然だ』と言い訳をする方もいますが、漏れて当然なら漏れないようにしてあげなければプロじゃないわけです。
たとえ設計や仕様に含まれていなかったとしても、VEで提案し、絶対に漏れないようにしておく責任があると思います。なぜなら一般の方はそんなことは知らないわけですから。
それから、木造住宅にベランダを作るのであれば下地はコンパネのはずです。コンパネの上にモルタルを流しただけで“防水”と言い切るのは無理があります。何故なら、モルタルやコンクリートは必ずひび割れる代物だからです。
モルタルやコンクリートは必ずひび割れる
モルタルやコンクリート乾燥収縮と熱収縮によってひび割れるものです。言い換えれば、まずモルタルが固まるときにギュッと凝縮され割れやすくなり、硬化後は太陽熱によって収縮を繰り返し、その影響でひび割れるのです。
これはプロなら知っていて当然の知識ですから、コンパネの上に防水モルタルを流しただけではいずれ問題が起こることは想定できるはずです。
ちなみに防水モルタルの耐用年数は5年程度です。遅くとも5年後には雨漏りする危険性が高いわけですが、雨漏りバスターとしては、5年は大丈夫ということではなく、モルタルやコンクリートの下に居室があるなら必ず防水施工をして欲しいと思います。
モルタルやコンクリートがひび割れても防水層が割れないようにする。防水層はひび割れに追従して雨水を通さないようにする。これが防水層の役割であり、木造住宅ベランダの雨漏り対策といえます。
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